~狂気の巨匠~フランシスコ・デ・ゴヤに触れる
阿加井秀樹です。
みなさんこんにちは。
本日はあいにくの雨ですが芸術に触れ物思いに耽るのも一興です。
さて今回は、
我が子を食らうサトゥルヌスで有名な
「フランシスコ・デ・ゴヤ」についてお話していきます。
1746年にスペイン北東部のサラゴーサ近郊のフエンデトードス村に生まれたスペイン画家のフランシスコ・デ・ゴヤ。
14歳でサラゴーサの画家であるホセ・ルマンのもとに弟子入りし、
18世紀~19世紀にかけ活躍しました。
ゴヤもまた宮廷画家として活躍していましたが、1792年頃には聴力を失ってしまい、
さらにナポレオン戦争の経験などによりゴヤの描く作品には暗さが増していきました。
1799年には主席宮廷画家としての地位を確固たるものし、聴力を失ったゴヤでしたが、
画に対する情熱は消えることなく、
代表作品の「カルロス4世の家族」
や「裸のマハ」
などは
聴力を失った後に描かれたものです。
1819年~1823年に描かれた「我が子を食らうサトゥルヌス」。
ローマ神話に登場するサトゥルヌスをモチーフに描かれたこの作品ですが
狂気の表情と残酷な瞬間、
こんな世にも恐ろしい作品を描きながらどんなことを彼は考えていたのでしょうか。
1m50㎝もある大きな作品ですから迫力が増しますね。
私、阿加井秀樹もスペインのマドリードに飛んで一度は生で拝んでみたいものです。