「アートが はじまること つづくこと」絶賛開催中!
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
6月18日~8月4日の期間に、きょうと障害者文化芸術推進機構が運営するart space co-jinにて、「アートが はじまること つづくこと ~人が生きる中でアートはいかにあるのか・五十嵐英之の実践~」を堀川すなおの企画にて開催されています。
五十嵐英之氏とは、京都教育大学 特別支援教育 特別専攻科出身で、修了後も教育現場で実践に取り組み続け、現在は倉敷芸術科学大学芸術学部で芸術研究(絵画制作研究)に取り組んでいます。
さらに芸術研究の文脈から“美術教育”、“特別支援教育”、“療育”の分野へと視野を拡げて研究を展開しています。五十嵐氏はこれまでコミュニケーションに課題がある幼児に対して、視線を合わすことなどを狙いとした教材、教具、治具などを開発してきました。
例えば自閉症と診断された幼児のための教材を作成しています。特に教具制作においては、機能性粘土、治具においては絵画の画面を模した穴空きプレートを用い絵画表現研究の成果を療育の分野で役立たせる試みをしています。
アートの文脈から療育や特別支援を行うことは、これまで試みられた例は少なく、精神分析研究の専門家の視点も引用し、実践的でありながら理論的な裏付けがある活動をしています。本展覧会を通じて、五十嵐氏のアートの文脈からのアプローチに加えアートと療育、特別支援教育、医療との関連性について考える機会となることを願っているとのこと。是非足を運んでみてはいかがでしょう。
それではまた。
阿加井秀樹