阿加井秀樹です。
みなさんこんにちは。
「芸術が好きなら絵を描いたりもするの?」ということをよく聞かれます。
そういう方は多いと思いますが、私の場合は見る専門で、自らが描いてみよう。
という気にはなりませんでした。勿論、描いたことはありますが。
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さて今回は、ヴィーナスの誕生で有名な「サンドロ・ボッティチェリ」
こちらはどうでしょうね、きっと作品を観れば「なるほど。どこかで見たことがある。」
という程度でしょうか?
ボッティチェリは15世紀後半のルネッサンス初期のフィレンツェ派の画家です。
宗教や神話、肖像などを多く描いてきました。
大聖堂でフレスコ画を制作していたフィリッポ・リッピの元で修業を行っていたことが中世的な宗教画や神話画の作風に影響したのではないか、と言われています。
1481年にはローマに呼ばれ、システィーナ礼拝堂の壁画制作にも携わりますが、
ボッティチェリが評価されたのは19世紀に入ってからでした。
彼の作風は非常に古典的だったため、当時は評価することが難しかったのでしょう。
※システィーナ礼拝堂壁画
ボッティチェリという名前は兄が肥満体だったことから付いたあだ名だそうです。
意味は「小さな樽」なのだそうですが、兄のせいでそんなあだ名をつけられるとは切ないものがありますね。