阿加井秀樹が紐解く謎の男ヤン・ファン・エイク
阿加井秀樹です。
みなさんこんにちは。
今回も有名な画家についてお話していきますね。
難しく考えずに肩の力を抜いて、芸術に触れてみてください。
そこできっとあなたの感性に引っかかる一作に出会えます。
さて今回は、ターバンの男の肖像で有名な「ヤン・ファン・エイク」
引用:ヤン・ファン・エイク-赤いターバンの男の肖像-(画像・壁紙)
このモデルとなったのが誰なのか、はっきりとしていないのですが
やはりファン・エイクの自画像なのではないかと言われています。
謎の多い画家で、詳しくわかっていない部分も多く、特に若い頃の活動なんかは
ほとんど記録にないとされています。
ファン・エイクは生涯、宮廷画家として生活をしました。
これだけでも画家の中では珍しく、エリートだったのですが従者としての役割も与えられており宮廷画家よりもさらに地位の高いエリート中のエリートだったんですね。
それほどまでに高く評価されていたということになります。
有名な作品である「ゲントの祭壇画」は
聖書に出てくる様々なシーンが描かれています。
実は兄フーベルト・ファン・エイクが描いている途中に亡くなってしまったので
ファン・エイクが引き継ぎ完成させたもの、つまり共作ということになります。
そして、ファン・エイクは油絵の具を開発した人物とも知られており、
彼がいなかったら油絵は存在しなかったかもしれないと考えると
感慨深いですね。