美術鑑賞を嗜む生き方 阿加井秀樹

はじめまして、阿加井秀樹と申します。趣味は美術鑑賞です。いただいた美術品が私にとって声も出ないほどの感動を与えました。その感動を皆さんにも伝えたいそんな気持ちでこのブログを書き記してまいります。

阿加井秀樹が語る巨匠「ピーテル・ブリューゲル」

阿加井秀樹です。

みなさんこんにちは。

 

今回は、

バベルの塔で有名な「ピーテル・ブリューゲル」についてお話していきます。

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ブリューゲルの長男も同じ名前なので(父)や(老)と表記されることが多く、

同じく息子も画家でした。

ブリューゲル家は五代にわたり10人以上の画家を輩出しています。

 

生年、生地の詳細が不明なブリューゲル

16世に活躍した画家で、、農村の生活などの農民を主人公として描いた作品が

多く見られ、農民画家とも呼ばれていました。

 

ヒエロニムス・ボスの影響を強く受けていますがボスは人間の醜さを描くのが特徴なのに対しブリューゲルは人間らしさ素直さを描いた点が大きく違う点だと言えます。

 

代表作品の「バベルの塔」。

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旧約聖書に出てくるものをモデルとしており、

神にも届く高い建物を建てようとし、神の怒りによって世界がバラバラに

なったというもの。

 

実はこの作品は人間の目線ではなく、鳥の目線で描いたものなのだそうです。

空を飛ぶ鳥がこの塔を見て何を思い、どう映ったのでしょう。

 

圧倒的な存在感の塔、小さい人々、広い空…見れば見るほど考えさせられる作品ですね。

ちなみに描かれた人々の数は1400人だと言われています。

細部までのこだわりと集中力が感じられます。

 

それではまた。

阿加井秀樹