~奇才アルチンボルドを辿る~阿加井秀樹
阿加井秀樹です。
みなさんこんにちは。
最近は大人の塗り絵というものが流行っているようですね。
書店で見つけて買ってみたのですがこれが案外楽しくて驚きました。
単純に色を塗るだけと思いきや奥が深い、興味がある方は是非やってみては
いかがでしょうか。
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さて今回は、ウェルトゥムヌスに扮するルドルフ2世で有名な
「ジュゼッペ・アルチンボルド」についてご紹介致します。
イタリア・ミラノ出身の画家であるアルチンボルドは野菜や果物、植物などの
寄せ集めを人の顔に見せるなんとも奇妙な絵を描く作風です。
芸術に興味がない方にでもその良さはわかりやすいのではないでしょうか。
フェルナンド1世、マクシミリアン2世、ルドルフ2世と3人の皇帝に仕えるほどの著名な画家でしたが死後はバロック絵画の勢いが増し、忘れ去られた存在となりました。
その後、シュルレアリスト達によって再評価され、
アルチンボルドを代表する連続シリーズ「四季」は現存するだけで4つ存在しています。
アルチンボルド「春」
アルチンボルド「夏」
アルチンボルド「秋」
アルチンボルド「冬」
引用:ジュゼッペ・アルチンボルドの連作「四季」 | ムッシューPの美の探究
現在は、ルーヴル美術館が「春」・「夏」・「冬」を所蔵しておりますが、
秋は消失しています。
アルチンボルドの作品は私、阿加井秀樹も好きなものばかりです。
画を逆さにして見てみると印象が全く違うものになり一味も二味も楽しめる作品ばかりで人々を飽きさせないのです。
もちろん去年の東京上のの国立西洋美術館でアルチンボルド展にも行ってきました。