光の魔術師レンブラントを見る 阿加井秀樹
阿加井秀樹です。
みなさんこんにちは。
今回は、夜警で有名な「レンブラント・ファン・レイン」について
お話していきます。
中級階級の出身で粉屋の息子だったレンブラントは1606年にオランダで生まれました。
バロック期を代表する画家の一人で大画面「光」、「影」の明暗を明確にする技法を好んでいたため、「光の画家」や「光の魔術師」という異名をもっています。
特徴は、作品にひとつひとつに”物語”的な要素があること。
ストーリーテラーのような絵画です。
人物画においては、瞳の奥が真っ暗なことも特徴の一つでした。
油絵だけにとどまらず、エッチングや複合技法を用いた銅版画やデッサンでも多数の作品を残しています。
代表作品の「夜警」は、別名「フランス・バニング・コック隊長の市警団」といい
レンブラントが評価を高めたのは「トゥルプ博士の解剖学」であると言われていますが、妥協を許さない頑固な性格が故か30歳で「夜警」が完成し、
直後に妻であるサスキアの死をきっかけに名声が失っていくような人生だったと言われています。