阿加井秀樹です。
みなさんこんにちは。
今回は、
種をまく人で有名な「ジョン・フランソワ・ミレー」
についてお話して行きます。
1819年にフランスのノルマンディー地方ラ・マンシュケンのグリュシーという村に
生まれたミレー。
8人兄弟の長男です。
19歳になり、村を出てシルブールの町で絵の修業を始め、
22歳でパリを出てポール・ドラローシュの下でデッサン、模写、古典文学などを学びました。
26歳で肖像画が官展に初入選を果たしました。
当時はマニエル・フルーリという手法を使っており、繊細かつ柔らかく明るい色彩が特徴的でした。
1849年になると経済的にも安定してきて農民が画に専念することができた
ミレーは翌年、代表作である「種をまく人」を官展に出品します。
「種をまく人」は岩波書店のシンボルマークとして知られていますよね。
絵自体は覚えていないけど、名前だけでも聞いたことあるという方もいらっしゃるので
はないでしょうか。
農家のもとに生まれたミレーは幼い頃に見た父の働く姿を思い出しこの作品を描いたと言われています。
※これは山梨県立美術館に所蔵されている種をまく人です。
実は同じ構図で2つ存在しており、ボストン美術館と山梨県立美術館に所蔵されています。