阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。
印象派の女性画家として知られているベルト・モリゾの作品は、男性画家では描くことができない優しさとたくましさが見事に表現されている素晴らしい作品を多数描き続けました。
1841年に生まれたベルト・モリゾは、当時女性が画家になることは世間からも許されるものではなかった時代に、自分の信念を貫いて創作活動を続けました。その結果1864年には風景画で初入選を果たします。
その後1868年に師匠となるエドゥアール・マネと出会い、さらに自分自身を高めるためにマネから様々な技法の描き方を学ぶことになります。その後に発表された「食堂にて」は女性ならではの視点で描かれている、働く女性を題材にした作品となっています。
※マネが描いたベルト・モリゾ
今でも女性は忙しく働いています。ベルト・モリゾが描いた作品もキッチンで働くエプロンを身につけた女性が描かれています。今の時代でも女性だったら十分に共感することができる作品です。
現代女性を励ましてくれる作品だからこそ、ベルト・モリゾは女性の立場となって魅力的で優しい絵画を多数発表しています。
それは今でも多くの女性に対して強いメッセージを発しています。
時代を超えて現代の忙しく働き自分の人生にやりがいを感じている女性に対してエールを送っていると言っても過言ではありません。
それほど現在でも世界中に彼女のファンがたくさんいます。
では、また。
阿加井秀樹