阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。
フランスの近代画家として知られているモーリス・ユトリロは、1883年にフランスのパリに生まれました。母親も画家として活動していたので、幼いころから体が弱かったモーリス・ユトリロの面倒は祖母に任せていました。
10代の頃からお酒を飲むようになり、早くからアルコール依存症の治療を受けていました。この治療の一環として描いていた絵画が多くの人に評価されました。
モーリス・ユトリロの描いている絵画は、他の画家とは異なる独特の哀愁が漂う風景画を描いたことで知られています。
当時はお酒の影響も濃かったですが、アルコール依存の治療に専念するうちに、自分自身の精神が安定するようになってからは、手掛ける作品も温かみが出るようになり、様々な色彩が魅力的な作品を残すようになりました。
モーリス・ユトリロが高く評価された時期を「白の時代」といいます。
この時代の代表作が「ラパン・アジル」です。
描かれている建物は、モーリス・ユトリロが通っていた酒場になります。この酒場は画家の溜まり場になっていたことでも知られています。お酒が好きだったモーリス・ユトリロも頻繁に通っていました。
では、また。
阿加井秀樹