みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
最近フランシスコ・デ・ゴヤの作品について触れることが多かったので、実際にフランシスコ・デ・ゴヤという人物がどのような人物だったのか解説して行きます。
フランシスコ・デ・ゴヤは近代絵画のスペインの巨匠です。
1780年にサン・フェルナンド王立美術アカデミーへの入会が認められ、王室や貴族の肖像画を描きます。写実的な作風がロココ美術に変わるものとして支持を受け、1786年国王付の画家、1786年、新国王になったばかりのカルロス4世の任命から宮廷画家となるが、1790年代に入ると不治の病にかかり聴覚を失います。
知識人との交流を経て、強い批判精神と観察力を会得します。また当時のスペインはフランス軍の侵入もあり、自由革命や独立闘争などの争いが絶えなかったという情勢もあり、その時期には『1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での銃殺』や、住んでいた家の壁に描いた連作『黒い絵』など数々の名作を描きました。
デ・ゴヤは我が子を食らうサトゥルヌスのようなシリアスの絵画を描くこともできますし、全く正反対の非常に明るいデザインの爽やかな絵画を描くこともできます。
晩年のゴヤの作風は先ほどのような明るいデザインの爽やかな絵を多く残しました。
ではまた。
阿加井秀樹