「眼鏡の行商人」
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
今回ご紹介する作品はレンブラント・ハルメンソーン・ファン・レインの「眼鏡の行商人」という作品についてご紹介いたします。
この作品はレンブラントがまだ18歳の時の作品といわれており、ラストマンという画家に師事していたころとも言われています。
8番目の子として生まれたレンブラントは1613年にラテン語学校に入学し、7年後には飛び級でライデン大学へ進学。
翌年に画家を志して大学を退学し、歴史画家ヤーコプ・ファン・スヴァーネンブルフに弟子入りして三年間絵画について学びます。
更に18歳の時にピーテル・ラストマンに弟子入りし様々な技法を学びました。
レンブラントは自宅にアトリエを構え、製作にかかりました。同様にラストマンに師事していたヤン・リーフェンスとも知り合い、切磋琢磨しながら技術を向上させ、1628年には弟子を指導するまでになりました。
技法研究に熱心であった彼は版画も手掛けるようになり、名声が世に広まってきました。
行商人の服がなんとも胡散臭い雰囲気を出しています。
商売の相手は二人の老人で一人はこの商人から購入したのだろうか老婆がなにかを話かける描写になっており、方やもう一人の老人は自分に合う眼鏡が欲しいと言っているかのような印象を持ちますが、行商人の悪代官のような風貌からふっかけられているようにも見て取れます。
それではまた。
阿加井秀樹