みなさんこんにちわ阿加井秀樹です。
ヤン・ファン・エイクという画家はご存知だろうか?
彼は15世紀最高の画家と呼ばれています。油彩画技術を確立して、写実的な絵画を板絵に描いた最初期の人であり、肖像画を真横からではなく、斜めから描いた最初の画家でもあります。
また、大変教養が高く、数々の宗教的表象を絵画に取り入れたことでも知られています。
しかしながら、ヤン・ファン・エイクの経歴については1422年以前は記録になく、成年も含めて何もわかっていません。
成年も推測です。私がネットで少しお調べしたところヤンは多分1390年ごろ、Maaseik(マースエイク)で生まれたと考えられています。
ラテン語や古典にも精通していることから、十分な教育を受けていたのだと思われます。
謎めいた画家でありますが、写本画家の修業をしていたことは分かっているようです。そうした修業時代を終えると、1425年頃からブルゴーニュのフィリップ善良公に仕え始めます。ファン・エイクは生涯、宮廷画家として生活を送っていたようです。
こうしたエリートコースは当時の画家としては珍しく、ほとんどの画家は画家組合に加入して親方を目指すのが一般的な生き方でした。
それほどまでにフィリップ善良公はファン・エイクを高く評価していたということだと思います。ファン・エイクはエリート中のエリート画家だったんです!
なにか一流を目指している人がいるなら、一度ファンエイクの作品を知ってみてはいかがでしょうか。
それではまた。阿加井秀樹