~色彩を操る天才ドラクロワを遡る~阿加井秀樹
阿加井秀樹です。
みなさんこんにちは。
今回は、
民衆を導く自由の女神で有名な「ウジェーヌ・ドラクロワ」
についてお話していきます。
フランスの19世紀、ロマン主義を代表するドラクロワは才能あふれる色彩表現と
場面構成のセンスから、あのゴッホやルノアールといった画家たちにも影響を与えたとされています。
有名な「民衆を導く自由の女神」は現在ルーブル美術館に所蔵されています。
皆さん一度は見たことがあるはずですが、
お判りになりますか?
歴史の教科書でよく挿絵として使用されているので、
日本でも知名度のある作品かと思います。
フランス国旗を掲げた女性はマリアンヌです。
仲間の亡骸を乗り越え自由の為に民衆が壮絶に戦った一幕が表現されていますね。
1825年あたりに描かれた「白い靴下の裸婦」という作品もルーブル美術館に所蔵されていますが、白い靴下と裸、真っ赤なカーテンの色彩バランスがとても素晴らしいです。
こちらから目をそらし、物憂げな裸婦。
艶めかしくつま先まで伸びた脚が美しいですよね。
後世様々な画家に影響を及ぼした、ドラクロワ。
地震はティアツアーノやルーベンス、ジェリコーなどから大きな影響を
受けたそうです。
それではまた
阿加井秀樹