美術鑑賞を嗜む生き方 阿加井秀樹

はじめまして、阿加井秀樹と申します。趣味は美術鑑賞です。いただいた美術品が私にとって声も出ないほどの感動を与えました。その感動を皆さんにも伝えたいそんな気持ちでこのブログを書き記してまいります。

2018-01-01から1年間の記事一覧

エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回もルーブル美術館展の作品について紹介していきます。 今回ご紹介する作品はエカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像という作品です。この作品はエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブ…

ヴェロネーゼ最高傑作「美しきナーニ」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回もルーブル美術展の作品から取り上げてご紹介していきます。 ヴェロネーゼの美しきナーニという作品です。今回の美術館展の目玉ともいえる作品の一つです。 この作品は過去のルーブル展でも来たことはあるみたいで…

「ヴィーナスとキューピッド」について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 前回のルーブル美術館の作品紹介に引き続き、今回もルーブル美術展の作品について学びを深めてもらえたらと思います。 今回ご紹介する作品はレンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レインが1657年に完成させた「ヴ…

ロマン主義・アントワーヌ=ジャン・グロについて

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 来年の1月19日まで大阪市立美術館でルーブル美術館展が行われています。 今回はその美術館展にある作品について紹介していきたいと思います。 今回のルーブル展の表紙になっている作品はアントワーヌ=ジャン・グロの…

美しくロマンチックな作品を生み出したアーサー・ヒューズ

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はアーサー・ヒューズについてお話していきたいと思います。 アーサー・ヒューズは、 ラファエル前派のメンバーではないものの、ラファエル前派風の作品を数多く残した画家です。特にロマンチックな雰囲気が魅力で…

ラファエロの有名作品「アテナイの学堂」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はあの有名な画家についてお話していきたいと思います。 それはラファエロという画家です。そんなラファエロの壁画の中でも、最も有名なのが「アテナイの学堂」。バチカン教皇庁にあります。 アテナイとは古代ギリ…

ゴッホの「ひまわり」について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 これまでいろいろな作品を取り上げてきましたが、ゴッホの作品についてあまり触れていなかったので、今回はゴッホの作品に触れていこうと思います。 言わずと知れたゴッホの「ひまわり」は、1888年の作品です。ゴッホ…

ゴーギャン作品『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はゴーギャンの『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』という作品についてお話していきたいと思います。 このフレーズだけは、誰もがどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。ポ…

アントワーヌ・ヴァトー「夏の木陰」について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 アントワーヌ・ヴァトーの「夏の木陰」についてお話していきたいと思います。 この作品はロココ美術の美しさがとてもよく伝わってくるとても素敵な絵画です。 木陰の中央には太陽の光を浴びている男女が描かれ、周りに…

海景画家と呼ばれたクロード・ロラン

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 クロード・ロランは人物を主体に描き、風景は真剣に取り組むものではないと考えられていた時代に、人物よりも風景を主体的に描いたバロック・フランス古典主義の画家です。 同時代の画家のローマン・カンパーニャとと…

「アダムとイヴ」を10点以上残したルーカス・クラナッハ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 画家の中には同じテーマで何枚も絵を描く画家が多くいますが、「アダムとイヴ」の絵画を10点以上も残したのが、ルネサンス時代のドイツの画家であるルーカス・クラナッハです。 息子が同名の上にやはり画家であること…

点描の画家ジョルジュ・スーラ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 点描という小さな点によって表現された絵を見たことがあるでしょう。19世紀のフランスで点描という技法を活用して大作を残した画家がジョルジュ・スーラです。 スーラは裕福な家に生まれ、国立美術学校のエコール・デ…

「ロシアのモナリザ」を描いた画家クラムスコイ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 ロシアの絵画というと、あまりなじみがないという人も多いでしょう。しかし、ロシアで最も知られている画家のひとりで、「ロシアのモナリザ」と呼ばれる「忘れえぬ人(見知らぬ女)」で魅力的な貴婦人を描いたのがイワン…

「ロココの帝王」フランソワ・ブーシェ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 以前にも少し触れたフランソワ・ブーシェについて、改めてお話したいと思います。 ロココの代表的な画家で、「ロココの帝王」と呼ばれたのがフランソワ・ブーシェです。貴族の肖像画や神話画を生涯に1000点以上、版画2…

アルコール依存症の治療で描き始めたモーリス・ユトリロ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 フランスの近代画家として知られているモーリス・ユトリロは、1883年にフランスのパリに生まれました。母親も画家として活動していたので、幼いころから体が弱かったモーリス・ユトリロの面倒は祖母に任せていました。…

日本でも人気があるアンリ・マティス

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 日本でも人気があるアンリ・マティスという画家をご存知ですか? 1869年にフランスで生まれたアンリ・マティスは、20世紀を代表する画家として知られています。 自然の景色を描いている作品があり、独特のタッチから「…

アール・ヌーヴォーを代表するアルフォンス・マリア・ミュシャ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 19世紀末から20世紀初頭にヨーロッパで始まった美術運動のアール・ヌーヴォーは、美術や芸術の域を超えて、建築や工芸品、さらにはグラフィックデザインの分野にも進出していきました。新しい芸術の幕開けとも言われた…

女性画家の地位を確立したベルト・モリゾ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 19世紀は男性画家が多いヨーロッパの時代背景の中で、最も有名な女性画家として知られているのがベルト・モリゾです。 女性ということで注目されることも多かったですが、作品もフェミニズムの観点から現代でも取り上…

クリムトを師匠としたエゴン・シーレ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 1900年代初めにヨーロッパで活躍した画家はたくさんいます。様々な有名な作品が誕生したのもこの時代です。 1800年代とは異なる魅力的な作品が多い中で、独特な表現と強いメッセージ性が今でも多くの見る人に支持され…

世紀末の時代と向き合ったグスタフ・クリムト

阿加井秀樹です。 みなさんこんにちは。 オーストリアで最も有名な画家がグスタフ・クリムトです。 1862年にオーストリアのウィーン郊外で生まれました。 その後地元の工芸学校に進み、卒業後は弟や友人たちと芸術に関する様々な仕事を請け負う団体を設立し…

フランスで活躍したポール・ゴーギャン

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 フランスで生まれフランスで活躍し「ポスト印象派」に属していた画家として知られているのがポール・ゴーギャンです。 フランスで生まれて修行時代なども故郷で過ごしています。そして絵画が好きな人であれば知ってい…

近代絵画の父と言われたポール・セザンヌ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 フランスで誕生した印象派に属する画家の中で、「ポスト印象派」の画家として近代絵画の父として知られているのが、ポール・セザンヌです。 フランスのパリを中心に、多くの作品を残しました。印象派の技法で描く画家…

印象主義の技法を貫いたアルフレッド・シスレー

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 フランスで起こった芸術活動で有名なのが印象主義です。このグループに属した有名なフランスの画家がたくさんいます。 印象派に属している画家はたくさんいますが、風景画を得意としていたフランス出身のアルフレッド…

印象派の巨匠だったカミーユ・ピサロ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 印象派の重鎮とも言われていて巨匠の位置を確立した画家がカミーユ・ピサロです。当時デンマーク領だったセント・トーマス島で生まれました。 画家を志してパリに出てそこでモネやセザンヌと知り合いました。そこから…

印象派の画家として知られているエドガー・ドガ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 フランス出身のエドガー・ドガは印象派の画家として知れています。フランスの銀行家の息子として生まれたエドガー・ドガは、不自由なく裕福な家庭で育ちました。多くの作品を描いていますが、彼の作品の特徴として、室…

女性ならではの視点で描かれた魅力的な絵画

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 印象派の女性画家として知られているベルト・モリゾの作品は、男性画家では描くことができない優しさとたくましさが見事に表現されている素晴らしい作品を多数描き続けました。 1841年に生まれたベルト・モリゾは、当…

ギュスターヴ・クールベ作品の魅力

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 ギュスターヴ・クールベ作品の魅力は、何と言っても人物画にあります。 風景画なども描くギュスターヴ・クールベですが、やはりその魅力は人間味のある作風にあります。特に人物画を描く時には、彼は表情を大切にして…

ジャン・オノレ・フラゴナール作品の魅力

阿加井秀樹です。 みなさんこんにちは。 ジャン・オノレ・フラゴナールは作品の魅力を高めるために、より技術を磨きあげた芸術家です。 彼の作品には温かみのある緑や赤など鮮やかな色彩が使われることが多く、そこに描かれる人にもリアリティが詰まっていま…

フランソワ・ブーシェ作品の魅力

阿加井秀樹です。 みなさんこんにちは。 みなさんはフランソワ・ブーシェという画家をご存知でしょうか。 フランソワ・ブーシェの作品は多くのテーマを用いて作成されており、 見ていると芸術が何たるかを感じさせてくれます。 フランソワ・ブーシェは軽快で…

グイド・レーニ作品の魅力

阿加井秀樹です。 みなさんこんにちは。 みなさんはグイド・レーニという画家をご存知でしょうか。 今回も初めて聞くような画家にはなりますが グイド・レーニはカラヴァッジョの劇的な構図や 明暗の激しい対比が見られるとともにラファエロ風の 古典主義様…