「夜のカフェテラス」
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホは、オランダのポスト印象派の画家です。
主要作品の多くは1886年以降のフランス居住時代、特にアルル時代とサン=レミでの療養時代に制作されました。
感情の率直な表現、大胆な色使いで知られ、ポスト印象派を代表する画家であり、フォーヴィスムやドイツ表現主義など、20世紀の美術にも大きな影響を及ぼした画家です。
夜のカフェテラスは、星月夜と同じく夜を描いたゴッホの代表作です。
ひまわり、自画像とともにあまりにも有名な作品ですので見たことがある方も多いことでしょう。
こちらの作品は、南フランスのアルルにあるカフェを描いており、人が賑わっているのがわかります。
夜に黒を使用せず、ゴッホが夜そのものを描くことにはまっていた時代の作品で、このカフェは現在もカフェ・ファン・ゴッホとして現存しています。
37歳でピストル自殺したこと、ゴーギャンとの共同生活、耳を切り裂いた自画像、弟テオとの関係と死、生前に1枚しか絵が売れなかったことなど、作品のみならずその劇的な人生が、今なお多くの人を惹きつける芸術家となっています。
それではまた。
阿加井秀樹