レオナルド・ダヴィンチ作品『洗礼者ヨハネ』
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
今回は私、阿加井秀樹もとても好きな画家の一人でルネッサンス芸術の第一人者のレオナルドダヴィンチの『洗礼者ヨハネ』についてお話していきたいと思います。
この作品はダヴィンチが生前手元に残した作品としても有名です。ダヴィンチはこの作品を含み三作品を手元に残したといいます。「モナ・リザ」と「聖アンナと聖母子」という作品だそうです。
そしてこの作品の特徴として、主題の洗礼者ヨハネが人差し指を天に向けているのが印象的です。某お笑い芸人のネタではなくちゃんとした理由があります。
これは「見よ、神の子羊」という福音書上の場面を表現しているポーズとなります。ダヴィンチの作品の多くは聖書や、イエスキリストを題材にした作品が多いのは彼が生きた時代背景も大きく影響していると考えられますし、作品のいくつかには人差し指を立てた人が描かれている作品が一つではなくいくつもあります。
この人差し指が示す意味というのは再びイエスが降臨してくるという意味が含まれているといいます。
そして、2つ目の特徴としては、洗礼者ヨハネの「顔」にあります。モナ・リザ同様男性でもなく女性でもなく中性的な顔つきをしています。
これはモナ・リザの話をしたときにも言いましたが簡単に言うとダヴィンチ自身のアイデンティティーというのが一番簡単な表現かと思います。
それではまた。
阿加井秀樹