美術鑑賞を嗜む生き方 阿加井秀樹

はじめまして、阿加井秀樹と申します。趣味は美術鑑賞です。いただいた美術品が私にとって声も出ないほどの感動を与えました。その感動を皆さんにも伝えたいそんな気持ちでこのブログを書き記してまいります。

ヨハネス・フェルメール作品「娼婦」

みなさんこんにちは阿加井秀樹です。 ヨハネス・フェルメールの「娼婦」という作品をご存知でしょうか? ヨハネスは17世紀オランダ絵画黄金期において多数の名画を残してきました。 その中で、「娼婦(取り持ち女)」という作品は、重要な基準作のひとつとな…

カラヴァッジョ作品「女占い師」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 さて、連続してカラヴァッジョの作品を紹介してきましたが、先日のブログの中で最後に「女占い師」という作品を少し触れましたが、今回はその「女占い師」という作品についてみなさんにご紹介していきたいと思います。…

「トランプ詐欺師」について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回もカラヴァッジョの作品から一つご紹介していきたいと思います。 今回ご紹介する作品は「トランプ詐欺師」というタイトルの絵画です。 この作品は1594年頃に描かれた絵画で、原作の他にもいくつか複製を残した可能…

『リュートを弾く若者』について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回みなさんに紹介する絵画はあまり馴染みのない作品ですが、とても繊細で見ているものを魅了する私、阿加井秀樹も好きな作品の一つです。 彼の名前はカラヴァッジョと言います。カラヴァッジョと聞くと一度聞いたこ…

高額絵画について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回は少し嗜好を変えて美術関係にまつわるニュースをご紹介致します。 ZOZOの前澤友作社長が1.1億ドル(約124億円)でバスキアの現代アートを購入したり、アブダビの王族が4.5億ドル(約507億円)でレオナルド・ダ・…

重要文化財『竹梅図屏風』について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 前回は尾形光琳の作品をご紹介致しましたが、今回も国宝レベルの作品をご紹介致します。尾形光琳が手がけた屏風絵の傑作のひとつ、重要文化財『竹梅図屏風』についてです。 竹梅図屏風は宋代より始まる中国文人画で好…

尾形光琳作品、国宝「燕子花図屏風」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回ご紹介する作品は尾形光琳の燕子花図屏風です。この作品は尾形光琳が40代前半頃に手掛けたとされる国宝です。 燕子花図屏風は平安時代に成立した、最も著名な日本の歌物語のひとつ伊勢物語の第九段「八橋」の場面…

「アテナイの学堂」を考察

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はルネッサンス期の中でも最も有名な作品と言っても過言ではない、ラファエロのアテナイの学堂についてお話していきます。 この作品は作者を含む偉人のオールスターが集結している作品です。 今回のブログではまず…

レオナルド・ダヴィンチ作品『洗礼者ヨハネ』

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回は私、阿加井秀樹もとても好きな画家の一人でルネッサンス芸術の第一人者のレオナルドダヴィンチの『洗礼者ヨハネ』についてお話していきたいと思います。 この作品はダヴィンチが生前手元に残した作品としても有…

風神雷神図屏風

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回は少し嗜好を変えて日本画に分別される屏風絵について紹介していきたいと思います。屏風絵は国宝に位置付けれられております。今回は『風神雷神図屏風』という作品についてです。 本作は、金箔が一面に貼られる屏…

サンドロ・ボッティチェリ作品「柘榴の聖母」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はイタリア、ルネサンスの画家サンドロ・ボッティチェリの絵画であるトンドとよばれる円形の板にテンペラで描かれた作品の柘榴の聖母を紹介していきます。 なぜ、ざくろなのか気になった人は多くいるのではないで…

ジョヴァンニ・ベッリーニ作「サン・ジョゼッペ祭壇画」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はジョヴァンニ・ベッリーニという画家の「サン・ジョゼッペ祭壇画」という作品についてみていこうと思います。 この作品は1487年に完成しました。ヴェネツィア派の大きな作品的特徴ともなった、極めて縦長に伸び…

ルノワール作品『ぶらんこ』

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はわたくし、阿加井秀樹も好きな画家である巨匠ルノワールの作品について紹介していきます。 今回ご紹介する作品は『ぶらんこ』です。 画家随一の代表作『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏場』と同時期に描かれ…

アルフレッド・シスレー作品「ポール=マルリーの洪水」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はアルフレッド・シスレーのポール=マルリーの洪水という作品についてお話していきます。1876年のポール=マルリーを襲ったセーヌ川の氾濫をテーマとしたシスレーの代表作です。シスレーは、この年の洪水を描いた…

フランシスコ・デ・ゴヤについて

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 最近フランシスコ・デ・ゴヤの作品について触れることが多かったので、実際にフランシスコ・デ・ゴヤという人物がどのような人物だったのか解説して行きます。 フランシスコ・デ・ゴヤは近代絵画のスペインの巨匠です…

フランシスコ・デ・ゴヤ作品「着衣のマハ」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回は「我が子を食らうサトゥルヌス」を描いた近代絵画の創始者フランシスコ・デ・ゴヤが手がけた数多くの作品の中でも最も有名な作品のひとつ「着衣のマハ」についてお話していきたいと思います。 ※「我が子を食らう…

ヨハネス・フェルメールの「婦人と召使」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はわたくし阿加井秀樹が好きな画家の作品についてご紹介していきます。 その画家はヨハネス・フェルメールです。真珠の耳飾りの少女で非常に有名な画家ですが、今回はそれではなく「婦人と召使」という作品につい…

エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回もルーブル美術館展の作品について紹介していきます。 今回ご紹介する作品はエカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像という作品です。この作品はエリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブ…

ヴェロネーゼ最高傑作「美しきナーニ」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回もルーブル美術展の作品から取り上げてご紹介していきます。 ヴェロネーゼの美しきナーニという作品です。今回の美術館展の目玉ともいえる作品の一つです。 この作品は過去のルーブル展でも来たことはあるみたいで…

「ヴィーナスとキューピッド」について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 前回のルーブル美術館の作品紹介に引き続き、今回もルーブル美術展の作品について学びを深めてもらえたらと思います。 今回ご紹介する作品はレンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レインが1657年に完成させた「ヴ…

ロマン主義・アントワーヌ=ジャン・グロについて

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 来年の1月19日まで大阪市立美術館でルーブル美術館展が行われています。 今回はその美術館展にある作品について紹介していきたいと思います。 今回のルーブル展の表紙になっている作品はアントワーヌ=ジャン・グロの…

美しくロマンチックな作品を生み出したアーサー・ヒューズ

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はアーサー・ヒューズについてお話していきたいと思います。 アーサー・ヒューズは、 ラファエル前派のメンバーではないものの、ラファエル前派風の作品を数多く残した画家です。特にロマンチックな雰囲気が魅力で…

ラファエロの有名作品「アテナイの学堂」

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はあの有名な画家についてお話していきたいと思います。 それはラファエロという画家です。そんなラファエロの壁画の中でも、最も有名なのが「アテナイの学堂」。バチカン教皇庁にあります。 アテナイとは古代ギリ…

ゴッホの「ひまわり」について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 これまでいろいろな作品を取り上げてきましたが、ゴッホの作品についてあまり触れていなかったので、今回はゴッホの作品に触れていこうと思います。 言わずと知れたゴッホの「ひまわり」は、1888年の作品です。ゴッホ…

ゴーギャン作品『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 今回はゴーギャンの『我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか』という作品についてお話していきたいと思います。 このフレーズだけは、誰もがどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。ポ…

アントワーヌ・ヴァトー「夏の木陰」について

みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。 アントワーヌ・ヴァトーの「夏の木陰」についてお話していきたいと思います。 この作品はロココ美術の美しさがとてもよく伝わってくるとても素敵な絵画です。 木陰の中央には太陽の光を浴びている男女が描かれ、周りに…

海景画家と呼ばれたクロード・ロラン

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 クロード・ロランは人物を主体に描き、風景は真剣に取り組むものではないと考えられていた時代に、人物よりも風景を主体的に描いたバロック・フランス古典主義の画家です。 同時代の画家のローマン・カンパーニャとと…

「アダムとイヴ」を10点以上残したルーカス・クラナッハ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 画家の中には同じテーマで何枚も絵を描く画家が多くいますが、「アダムとイヴ」の絵画を10点以上も残したのが、ルネサンス時代のドイツの画家であるルーカス・クラナッハです。 息子が同名の上にやはり画家であること…

点描の画家ジョルジュ・スーラ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 点描という小さな点によって表現された絵を見たことがあるでしょう。19世紀のフランスで点描という技法を活用して大作を残した画家がジョルジュ・スーラです。 スーラは裕福な家に生まれ、国立美術学校のエコール・デ…

「ロシアのモナリザ」を描いた画家クラムスコイ

阿加井秀樹です。みなさんこんにちは。 ロシアの絵画というと、あまりなじみがないという人も多いでしょう。しかし、ロシアで最も知られている画家のひとりで、「ロシアのモナリザ」と呼ばれる「忘れえぬ人(見知らぬ女)」で魅力的な貴婦人を描いたのがイワン…